世の中全体が、鈍い音を立てながら急ブレーキ。
制限された生活の中、自分も含め個々人の「食」生活も大きく変わろうとしています。

そんな中はじまった、うみとはたけのスイーツプロジェクト
野菜マフィンに続き、海の食材でスイーツを創ります。
食材の現場と、商品製造の私たちと、食べる皆さんと、三者が関わり合いながら創るプロジェクトを目指しています。

矛盾も含めて「関わる」プロジェクト

このプロジェクトでは「参加者=お客様」の構図を無くしたいと思っています。
食材が商品になるまでに起こり得る、想定外も、不便も、矛盾も含めて「一緒に関わる」ことを軸に進めていきます。
だから多分、とてもめんどくさい。
だけど多分、唯一無二の商品になるはず。

が、
まさかのコロナな事態で、現地との往来を制限される状況は予想しておらず。
顔の見える○○ではなく、顔を合わせることから始まるプロジェクトを考えていたので、トホホ過ぎます。
いや…発起人が先陣切って「想定外なこと」を体感しているわけだから、プロジェクトとしては、成功しているのかな。

ずっと作りたかった、でも売りたくない「海のスイーツ」

海の仕事をする人との繋がりから生まれた着想が「海藻×スイーツ」です。
野菜ソムリエにゴリ押しで開発をお願いして試作を重ね、ようやく2つのレシピが完成しました。

だけど、実は売りたくないんです。
食材のことを調べるうちに、自己矛盾に気付いてしまいました。
またまた、ここでも発起人自ら「矛盾」にもがいてます。

磯焼け

「磯焼け」という言葉、聞いたことありますか?
海辺に生えているあらゆる種類の海藻が減少して、のっぺらぼうになった岩場ばかりになる状態です。
海藻がなくなると、海藻をエサにしているサザエやアワビ、海藻に隠れて育つ稚魚たち、それらを獲って生活する人達、多方面で残念なことが連鎖します。

磯焼けを引き起こす要因は様々ですが、減りつつある海藻を使ってケーキにしていいのか?
でも、せっかく美味しくできたのだから多くの人に届けたい。
自己矛盾に、困ってしまってワンワンワワン!状態。
いったんは辞めようとおもっていました。
この状況下では販売すること自体も難しいかもしれませんが、日の目をみた暁には、ぜひご賞味ください。

ギュギュっと詰まった海への想いを、さかなメデリストHPで詳しく(暑苦しく)お伝えしています。お時間あればぜひ。

「お客様」は居ない

人も、自然も含めて。
私たちは「お客様」ではなく「お互い様」の存在だということを、現在進行形で体感しています。

活動コンセプトの根底にある「お客様は居ない」を実証していくプロジェクト。
ひとつの商品が出来上がるまの行程を通じて「参加者=お客様」以外の関わり方が可能なことを確かめられたらと思います。

急ブレーキがもたらした、先の見えない世界に不安を感じない人なんていない。
1人の力で世界は変わらないけど、世界が変わるなら私たちも変わらないと。